こんにちは、達治です。
いよいよ、上棟が間近に迫ったHABITAモデルの工事中に思った事を今日は書き込みました。
私たちは、いろんなお宅を新築やリフォーム、リノベーションとさせて頂いているわけですが、
毎回、いろんな発見があるんです。
今、建設業界は戸建住宅系、マンションなどの集合住宅系問わず大不況と言われています。
この状況で最も怖いのは、当然、建設業者の倒産や職人さん達の廃業ではないでしょうか?
建設会社が倒産するという事は、お施主様はアフターメンテナンスに困ります。社員の家族の生活にも影響します。
特に今はハウスメーカーが一番危ないらしいです。会社の規模が大きければ大きいほど。
だって、着工戸数が1割減ったとか2割減ったとかテレビや新聞で公開されてますよね。
1万棟の1割で1千棟ですよ?
次に職人の廃業、なぜ、廃業するのか。
後継者の問題が大きいようです。
今の世の中、物品の流通に関して言えば、これだけ発達してますから金額に大きな差って生まれません。
では、ローコストのメーカーと一般の工務店を含む建設会社の違いは何なのか。
メーカーはテレビコマーシャルなんかよく見かけるししっかりしているんじゃないか?
テレビに映るのと、しっかりした仕事をするのとは別物です。
宣伝広告費自体、建てられた方が支払った金額の中からもの凄いウエイトで捻出したものですし
同じ材料の金額が変わらないなら・・・
そう、使っている材料と職人の質です。
一般の建設会社(業者の見極めは必要ですが)はこだわってます。
いい家を建てたいという想いがあって家づくりに取り組むから、引渡しの時に住まれる方に喜んで欲しくてこだわるんです。
また、地場の会社ですと、先々の信用にも関ります。
職人さんも本当に腕のいい職人さんはメーカーに主を置きません。
考えても見てください。
自分の仕事ぶりをわかってもらえず、給料の安い所で働きたいですか?
また、そのような所で我が子を働かせたいですか?
決して、一般の建設会社の職人への単価が高いという事ではないのですが、
各分野の職人がお互いを認め合い、いい家を建てるという目標に向かって力を合わせる。
そして、適切な金額を頂く。
誇りを持って仕事をする。
子供や若手に技術や知識、その人の生き様を伝えるのに必要不可欠ではないですか?
また、後に続く者の目にも映り方が違いますよね。
今、そんな光景が失われつつあるような気がします。
なんでいきなりこんな事を思ったかというと
現場で棟梁が若手を育成している様子を目撃したからです。
きっと棟梁の技術、知識、家に対する姿勢や想いを学んで成長するのだと思います。
これからが楽しみです。
長くなりましたが、
私の目指すものや想いを表現したくて書き込んでみました。