2つの提案

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2010年10月13日
テーマ
岡垣町注文住宅 お打合せ・お引渡し

こんにちは、達治です。

 

先日、

「雨漏りしているみたいだから、ちょっと見て欲しい」

という依頼を受けました。

早速、現地に行って現状を確認。

なんと、

完全に水が廻って内壁や天井にシミが出てきています。

 

こちらのお宅は、

築20数年くらいで、建てた業者は取り合ってくれないという事で

私たちに依頼されたという事でした。

 

さらに調査を進めていくと、

天井裏は構造躯体の鉄骨がかなり腐食して、周りの下地木材も黒く変色し腐っている状態でした。

こういった腐食はここ最近雨漏りが発生したからといって起こる物ではありません。

聞くと、5~6年前からなんとなくシミの様なものが見えていたと言うではありませんか。

なんで今まで放置していたの?

まあ過ぎた事なので仕方がないですが、

もっと早くなら対処の仕方も変わってきますし、費用だって安くすんだのに・・・

 

とりあえず、

漏水の箇所を探って行くため上の階を見せてもらう事にしました。

ベランダ。

シート防水された持ち出しのベランダか・・・

かなりやっかいですね。

まず、上の写真右中央に写っている排水口。

その横の腰壁。

上の写真に写っている手すりの足元。

シートの痛んだ部分。

いろんな箇所が考えられます。

 

さてどうしたものか・・・

 

怪しい所をあたってそこを直しても、先々違うところからの漏水も考えられるし

住まれている方は年輩の方なので、できるだけ維持管理の手がかからない方がいいだろう。

 

提案としては、

漏水した部屋の真上に位置するベランダをすべて作り変える(同じ工法ではなく漏水の心配の少ない工法で)方法。

ベランダの利用がないのであればベランダ撤去後、屋根を伏せてしまう方法。

2つ目の方が、一番先々の心配もなく手がかからない方法です。

 

私たちの仕事は、こういった改善案が2案、3案と出る事が多いです。

その中で、お客様の使い勝手や生活スタイルや予算に合わせた提案をしていきます。

 

それは、リフォームに関わらず、新築でもそうです。

「より永く安心して快適に暮らせる様に」

ありきたりな言葉かもしれませんが、建設会社として一番重要な部分だと思います。

 

今日は、私たちの日常の仕事の中で起こった事の考えた事や気持ちの部分をアップしてみました。

 

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