こんにちは、達治です。
以前、「2つの提案」で取り上げた漏水のお宅の改修工事を行っております。
かなり長い事漏水していたのが見て取れるほどの被害でした。
雨漏りの場合、
原因を探ることは、今回のように壁を剥いだりすると
水の流れた道がハッキリするのでわかりやすいのですが
実際は、入った水は構造体や断熱材などを伝っていくので進入箇所がシミなどの裏側とは限りません。
そこが非常に厄介なとこです。
そこで今回は、壁を剥ぐのですが万が一を無くすため徹底的に調べました。
まず、
こちらが怪しいと思っていたバルコニー部分周辺を調べました。
すると・・・
バルコニーのデッキプレートがボロボロ。
かなり錆が廻って
とてもここ何ヶ月や1年の漏水ではないですね。
デッキプレートをアップで見ると、
手で触らずとも上を歩く人の振動でポロポロ崩れていくような状態です。
お施主さまは普段全く使わないと言う事ですが、
使ってなくて良かったです。
最悪、崩れて落ちる事も十分に考えられますし
もし、下に人が生活していたら下敷きなんて事も考えられますから。
調査を進めていくと漏水箇所は複数ありましたが、全てバルコニー周りである事がわかりました。
両側の袖からの侵入だった為、下の階の被害は広範囲に渡っていました。
とにかく
雨漏りは、建物にとって癌の様なもので
シロアリを発生させたり、勿論木部の腐食を早める事にもなるので
徹底的に対処します。
もし、室内で変なシミなどを見付けましたら早目の対応、詳しい方への相談をして下さい。