こんにちは、達治です。
今日はあいにくの雨か
お客さまと打合せの帰りに現場に寄ってブログのネタ探し♪
福岡の方のお客さまだったので粕屋町の現場に立ち寄ってみました(^^)
外工事は雨の為、本日お休みです。
内部はと言うと、
先日、中間検査が終わり棟梁が内部の下地や窓枠を収めていました。
あっ、
収める(おさめる)・・・・部材などを正常に取り付けたりする事。「施工」と言った方が分かりやすい?
と言うのは、少し建築用語のような気がするので補足です。
今日は窓枠の収めにクローズアップ!
一般的に窓枠というのは、メーカーの既製品(いわゆる新建材)を使う場合には、
枠の部屋内側にビス穴が空いていて、そこにビスを打ち込んで固定します。
当然ビスの裏には、受け材になる物(一般的には木材)が下地としてないといけません。
しかし、
今回 K様邸で使っている
LIXIL(リクシル)製 の サーモスH (サーモスSも同様)では
専用枠の設定しかない為、独自の収まりを推奨しています。
しかし、この専用枠
ビス穴が無いんです!
では、どうやって固定するのか?
なんと施工要領は、枠を組んでからバコッとはめ込む。
サッシのアングルに引っ掛けが付いているのでそれに枠をはめ込むという固定方法。
ん?
小さめの窓なら、窓枠部材の曲げやねじれへの抵抗力で良いかもしれませんが、
掃き出し窓や大開口の窓は将来的にも不安があります。
聞くところによると、
窓枠を使わずクロスを巻き込むような感じで収める業者も多いと言うのですが、
ピクチュアウィンドウの様な演出のFix窓ならまだ分かりますが、
どうしても、開閉頻度高いような窓では、
当初数年は問題ないでしょうが、
先々、巻き込んだクロスが湿気や雨がかりで剥がれかねないので
その収め方は、採用しませんでした。
では、どうやって固定しようか?
問題は枠材のたわみや反りを抑える為にどうするか・・・
出した答えはコレ!
反りやたわみを防止する為に窓枠を金物で固定。
塞いだ後では見えない部分ですが
永く住んでもらう家ですから将来を見据えた施工をしないとですね!
「窓枠の収まり」だけでも考えることがある。
「誰の為にどうするか」を常に選択させられる。
ほんと家づくりは奥が深い!でもそこが面白い!
↑ 仕上がるとこんな感じ