リノベーションならではの問題に直面しながら

住宅営業マンが建てる家~Episode4~
リノベーションならではの問題に直面しながら

リノベーションならではの問題に直面しながら

2017年03月31日
テーマ
住宅営業マンが建てる家, スタッフ の日々のできごと, 学び

こんにちは、達治です。

 

家づくりの要望をまとめましょう。』の続きになります。

 

 

私たち家族の要望を紙に書出しまとめて、

いざ、プランニング!o(^o^)o

 

全ての要望に目を通し、要望の一つ一つの意図を考えながら

詳細な内容を把握していきます。

その上で、現在住んでいる住宅の構造図を見ながら

広さや構造耐力上重要な柱や壁(耐力壁)の位置を確認していきます。

 

10枚以上にまとめられた要望の中でも

特に優先度が高かった内容が

過ごす時間が長く

家族のコミュニケーションの場であるLDKに関する要望です。

一般的に優先度No.1の空間ですね。

 

要望の中に、

リビングとキッチンの距離感を無くし、時間を共有したい。

配膳のストレスを解消したい。

と言うのがありました。

 

距離感と言うのは、

私や子供たちがリビングでTVを見たり、くつろいだりしている時に

妻だけはキッチンに立って料理をしている時間の事です。

やっぱりちょっと孤立した感じなるのでしょうか( ̄へ ̄|||)

 

配膳のストレスと言うのは

キッチンとダイニングスペースが分かれている場合に

キッチンで調理した物をダイニングテーブルまで運び、

食事が終わるとシンクまで運ぶという行動が毎日になるとストレスなのだと。

 

マジか!?w( ̄△ ̄;)w

 

その位、動こうよ。

と最初は思ったのですが、これが意外に私の中で発想が広がりました。

 

少し想像してみて下さい。

LDKのどの様なレイアウトが思い浮かびますか?

ダイニングテーブルを置かずにキッチンの対面にカウンターを設置して、

リビングゾーンに近づけて配置したり(パターンA)

 

対面カウンターキッチン 

このパターンはグッと距離感縮んでますね! 

建物全体の床面積に与える影響が少なく、コンパクトにできます。

ただ、食事の際に横一線に並んで食べるスタイルになります。

来客が比較的多い為、私たちには不向きでした。

 

 

キッチンの横にダイニングテーブルをくっつけた形で家具を配置する(パターンB)

 

テーブル併設キッチン 

 幅方向の距離が長くなる為、特に既存住宅で構造が決まっている場合は

動かせない壁や柱がありいろんな制約が出てきます。

スペースに合わせたサイズになるので、

キッチンが小さくなったり、変な所に柱が残って美観を損ねたりと。

 

パッと考え付いたのはそういう配置なんですが 

リノベーションならではの問題に直面しました。

 

ある程度の事は、実現できる自信はあったのですが

この問題だけは、

かなり設計の自由度が奪われて時間がかかりましたヾ(;´▽`A``

 

より不要な寸法をそぎ落とし

ダイニングが兼用できるキッチンを配置してみました。

囲んで食事したり、

夫婦でとか妻と子供でとか複数人で料理が出来るので

家事の時間も楽しくなるんじゃないかなと(* ̄o ̄)

この需要結構あるんじゃないかな。

ちょっとした気付きがありました(^^)

で、出来上った計画案はこちら。

 

計画Before 

計画案Before

 

 

計画After 

 計画案After

 

練ったプランを妻に見せると

妻はもっと大きなキッチンが良かったようですΣ( ̄ロ ̄lll)ガビーン

今使っているキッチン(間口2550mm)よりもかなり大きいんだけどなぁ。

それにスペース的にこれ以上のサイズは無理だしなぁ。

実物をショールームで見てもらうしかないな( ̄ー ̄;

 

設計の永遠のテーマですね

図面やパース、模型を駆使しても

スケール感を正確に伝えることは難しいです。

出来上った物買うのではなく、想像しながら造り上げる注文住宅は

そこが難しい所であり、面白い所です(^^)

 

ではまた次回。

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